全然ノリノリじゃないけど・・・23年ぐらい前かなぁ。近くの新しくできたレストランで、調理の仕事をする事になりました。 レストランでの仕事は始めて。 同じ日に入った人達と1週間研修を受け、どんなメニューがあるか、その作り方はどうするかなど勉強しましたよ。 そして、いよいよ本番?の日。 1週間の研修で痩せたのか、ちょっとズボンがゆるくなった。 時間はちょうどお昼前で、一番忙しい時間でした。 注文が次々と入り、揚げ物をしたり、盛り付けをしたり、ご飯を炊いたり・・・。 一息つく余裕なんてない・・・ ゆっくりとやっていた研修とは全然違う。 みんなが食べ終わったあとは、そう、今度は食器の山。 次々に運ばれてくる食器をドンドン洗わないと、今度は食器の置く場所がなくなってしまう。 トレイにお皿を並べ、機械にかけ、終わったら食器を運ぶ。 その繰り返しでも、機械の時間が決まっているから、その時間の中で洗うお皿を並べ、洗い終わった食器を元の場所に戻し・・・ってやっていたら間に合わない事が多い。 ドンドンたまっていくお皿の山に、ちょっとあせっていたんです。 んっ?って思った時・・・ がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん★ なんと穿いていたズボンが下がっちゃったんです・・・。 慌ててズボンを上げ周りを見ると、みんなは忙しそうに仕事をしていました。 私も、何事も無かったように続けました。 けど・・・そのあと行けませんでした。 近所の人が、同じ場所で深夜仕事をしてるって聞いて、「私も働いていたんだぁ」って話しました。 その時に、「どうしてやめちゃったの?」って聞かれ、↑の事情を話しました。 大笑いして聞いてくれた彼女、その日、店長にその事を話してくれたそうです。 「昨日、店長に聞いたんだけど、そんな話、誰も聞いてないし見てないって。もし働く気があるんだったら、また戻っておいでって言ってたよ」 「でも、恥ずかしいから・・・」 「でもさぁ、私が初日の日、ズボンのサイズを聞かれて試着した時、ゆるくないですかって聞くの。大丈夫ですよって答えると、もしゆるかったら自分でベルトを持ってきてくださいねって。それも何度も繰り返し聞いてきたんだよねぇ。」 「それって、ズボンが落ちたりしないように念を押して聞いてるんじゃあ・・・」 やっぱり、誰も見ていない・聞いていないってのはうそだったんだぁ。 仕事中にズボンが落ちてしまった人がいるから、ゆるくないか・ベルトを持ってきたほうが良いなんて言うんだろうなぁ。 そこには二度と行けません・・・。 まだ続きがあるかも・・・ ジャンル別一覧
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